介護職のスキルアップ講座
はじめに
これから20年後、皆様はどのように過ごされているでしょうか?現役で在宅介護を担っていらっしゃる方、又は、第一線を退かれている方と、色々かもしれませんね。今の日本は、「高齢社会」から「超高齢社会」へ突入しました。つまり、それは、「多死社会」の到来を意味しています。
2007年の厚生労働省の試算によると、2030年には年間の死亡者数が現在の1.7倍の約170万人となり、そのうち、病院死は現状維持の80万人、その他の90万人は病院以外で看取ることが求められています。その多くは、在宅での看取りを期待されています。
最近は、医療技術の発達と入院期間の短縮に伴い、医療依存度の高い利用者さまが急増しています。そのため、日常を支えている介護職の方々に、様々な複雑な健康障害を抱えて、医療的ケアを必要とする利用者さまについて、深い理解が求められています。
在宅療養の現場では、各職種が最大限の力を発揮しながら、チームで利用者を支えることが必要です。そのためには、技術の向上と共に、お互いの役割を理解することも重要です。
この講座では、医療的ケアの基本的な知識や技術の学びを通して、介護技術の向上と相互理解を目指しています。まず、現場で困っていることなどを一緒に語ることから始めてみませんか?
講座の目的
講義と実習を通じて、医療的ケアの基礎知識と技術を理解する。
講座内容
主な研修内容
下記の内容を1つ選択してください。
-
医療的ケアの講義と実技
*医療的ケアには、吸引、胃管などのケアを含みます。 -
在宅での看取りに必要な知識と技術
*特に、死亡前1週間前後の身体的な特徴や介護方法について指導します。 -
人工呼吸器がついている患者へのケア
*口腔ケアや清拭など清潔援助の方法など -
家族へのケア
*コミュニケーション、家族の心理について等
上記以外の内容でも、ご希望やご要望がありましたら、ご相談にて対応させていただきます。
研修時間
1回1時間半程度で2日間実施します。
日時はご相談にて決定いたします。
費用
1人 3,000円(2日間の参加費)
実習に際して実費が必要な場合は、別途ご請求させていただくことがあります。
申し込み方法
- 訪問介護事業所や訪問介護関係のチームで、希望の研修内容を選択して申し込みください。当ステーションの看護師が出張いたします。
- 申込用紙(裏)に必要事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。後日、担当者よりご連絡いたします。