リンパドレナージ

「リンパ浮腫のケア」を訪問看護で行っています

 

ピースでは、2015年11月から医療リンパドレナージセラピストの資格を持つ看護師が、医師に承諾を得た上で、ご自宅にお伺いし、訪問看護リンパ浮腫の支援を行っています。

 

ケアまでの流れ

 リンパ浮腫へのケアは訪問看護を利用して行います。

 まず、お電話にてお問い合わせください。

 

  YMCA訪問看護ステーション・ピース

  電話  082-225-3020

  

 

リンパ浮腫 ケアまでの流れ

*施術に係る費用は、訪問看護を利用するので、かかった訪問看護料金の1~3割です。

また、施術に必要な物品については自己負担となります。

 

リンパ浮腫って?

リンパ浮腫は、何らかの原因でリンパ管の輸送障害により起こる浮腫(むくみ)のことです。手術や放射線治療後が原因でおこりやすく、腕や足、陰部の皮下組織にリンパ液が溜まり、発症しやすいと言われています。中でも乳がんや婦人科がん、前立腺がんが多いようです。術後すぐに発症したり5年、10年経過してから、発症することもあります。また、蜂窩織炎などを機に発症しやすく、一度、発症してしまうと完治させることは困難です。しかし、日常生活に注意していれば、悪化を防ぐことが出来ます。

医療リンパドレナージとは?

医療リンパドレナージとは、美容のリンパマッサージとは違い、手によるやわらかく、ゆっくりとしたマッサージです。医学的知識に基づきリンパ浮腫の症状を和らげ悪化の予防につなげる施術です。

複合的理学療法とは?

複合的理学療法は、スキンケア、リンパドレナージ、圧迫療法、圧迫下での運動療法の4つの内容から構成されています。 

1.スキンケア :  リンパ浮腫の皮膚は乾燥しやすく、炎症や感染症など合併症を引き起こしやすいため、清潔と保湿を保つためのスキンケアについて支援します。

2.リンパドレナージ   滞っているリンパ液を適切な方向へ誘導し、流すことで浮腫を緩和します。また、硬くなった部分も専門的な技術によりほぐし、皮膚を良い状態に導きます。

3.圧迫療法 (弾性包帯・弾性着衣):  リンパドレナージにより改善された状態を維持し、さらにリンパ液の流れを促すために行います。むくみの状態によって、弾性包帯を巻いて圧迫したり、弾性着衣(弾性スリーブ・弾性ストッキングなど)での圧迫を上手に組み合わせて行います。

4.圧迫下での運動療法  弾性包帯や弾性着衣をつけた状態で簡単な運動を行い、さらにリンパ液の流れを促します。(一部自費の着衣があります)